2013年01月01日

失敗写真救出大作戦(06)  邪魔モノは速やかに消せ

 電線や街路灯など、どのようなアングルにしても画角に入り込んでしまうときがあります。電柱も電線も地下に埋めてしまった銀座の街並みなら問題はないのですが、そうでない場所は厄介。

 せっかく大迫力で撮った建物なのに、不粋な電線が画面を縦断しているおかげで迫力が半減してしまうことがあります。もちろん、それらを入れ込んだ写真のほうが良い場合もあるのですが、鬱陶しく感じられるときのほうが多いですね。

 そんなときは、フォトレタッチソフトの[スタンプ]機能を使ってみましょう。問題個所の近くの色をコピーし、問題個所の上にペーストしてしまうのが[スタンプ]機能。画面構成上、邪魔だと思われる部分を「ご近所の色」で塗りつぶしてしまうというわけです。

 作例はJR「品川駅」前で撮影した写真から街路灯を消したもの。街路灯が写り込んでいたほうが良い写真だと思われるのですが、あえて消してみました。

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街路灯は不粋ではなく、バランスのとれた写真ではありますが、あえて消してみることにしました。フォトレタッチソフトの[スタンプ]機能の操作は、「コピーする場所をクリック」→「それを塗り込む場所をクリック」の繰り返しです。

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違和感なく街路灯を消去することができました。青空の中の街路灯だったので作業は簡単ですが、ビルの中ほどを縦断する電線の場合は、ちょっとばかり厄介かもしれません。それでも経験を積めば、見事に消し去ることができるようになります。

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2013年01月02日

失敗写真救出大作戦(07)  心象を反映させる

「これだ!」と思って感激しながらシャッターボタンを押すのですが、パソコンのディスプレイで表示すると、感激する要素がまったく感じられない写真だったりすることがあります。「心象」と「写真」の違いです。

 以前、渋谷「井の頭線」のガード下を歩いていたときです。ふっと空を見上げると、青空の中で月が輝いていました。もちろん、立ち止まってシャッターボタンを押しましたが、家に帰ってガッカリ。画像中央に豆粒程度の月、感激した月の面影は微塵もありません。

 心象では、陽光の中、わずかな光を放ちながら浮かび上がる姿は孤高そのもの。画面の大半を月が占めているはずだったのですが、まるでドット状のゴミのような感じの仕上がりです。

 そこで、フォトレタッチソフトの登場。同じ場所から望遠ズームで撮影した画像の中から月の部分を切り取り、さらに適度な大きさに拡大したのち、最初に撮った画像の上に貼り合せてみました。

 結果は作例のとおり。真実ではなくなるのですが、心象という見地から考えると見事なホントの写真にすることができました。フィルム写真では容易ではない作業も、フォトレタッチソフトを使えば超イージー作業。楽しさも倍増です。

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陽光の中で輝く月。このときの感激は、写真では表現することができません。仕上がりを見ると、まるでドット状の白抜け状態。月であることは判るものの、それがどうした・・・という感じです。

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フォトレタッチソフトを使い、望遠ズームで撮った写真から月の部分を切り取り、さらに拡大してペーストしてみました。

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2013年01月03日

デジカメ散歩術(01) 散歩コースの決定

 あてもなく最寄駅に行き、とりあえず最初に来た電車に乗ってしまう・・・というのも楽しいのですが、できれば事前に散歩コースを決めておきたいもの。とはいっても、分刻みのタイトな計画は避けたほうが無難。ポイントだけしっかり決め、あとは成り行きまかせというのが理想です。

 そこで参考になるのが、寺社仏閣を中心にした江戸時代のガイド本『江戸名所図会』。多少難解ではあるものの故事来歴などを知ることもできるし、掲載されている数多くの版画を見ているとイマジネーションが膨らみます。もちろん江戸以外にもさまざまな『図会』が残されているので、お散歩計画を立てるときは、まず図書館に行くのが順当かもしれません。

 また、昔の書物以上に重宝するのが有名作家の書いた文章。東京を題材にしたエッセーや短編小説を集めた全3巻の文庫本『東京百話』などは、それぞれの土地や人々にからむお話が満載。お散歩に出る前からお散歩気分になってしまうのが難点ではあるのですが・・・。

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『新版 江戸名所図会 上・中・下巻』(角川書店/昭和50年発行)。豪華本から文庫本まで、数多く出版されています。その場所にそのまま存在する寺社仏閣の新旧を見くらべるもの愉快です。

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『東京百話 天の巻・地の巻・人の巻』(ちくま文庫/昭和62年発行)。3冊合わせて1500ページ余りのアンソロジー。安っぽいテレビドラマより数段面白い。

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2013年01月04日

デジカメ散歩術(02) 複数の地図

 近場であれば首からぶら下げたデジカメだけでいいかもしれませんが、未知の場所を散歩するときは地図持参が正解。書店に並ぶ「お散歩ガイド」の本には、目的地までの最短距離などが詳細に記載されていますが、目的地までの道は1本だけでありません。散歩に効率を求めるのではなく、迷いながら現在位置を地図で確認する作業を積み重ねていくと、いつの間にかGPSを超えるナビゲーターになっているに違いありません。

 筆者が常用しているのは「小学生時代の地図」「大学生時代の地図」「最近の地図」の3冊。とくに最近では、地名が変わってしまったところが多いので昔の地図は欠かせません。脳内地図と現実を合わせるには、古地図に頼るしかないのです。とはいっても世の中の変わりようは激しく、「最近の地図」であってもすぐに古地図になってしまうので要注意です。

 また「江戸時代の切絵図」も地図代わりに利用可能。尾張屋版(金隣堂尾張屋清七板)など、カラフルに色分けされた版画地図を眺めているだけでも気分は江戸時代です。もちろん、ホンモノは目が飛び出るほどの金額なので手が出ませんが、それを印刷した書籍ならお手軽に購入することができます。驚くことに、切絵図中の道筋などは現在とほとんど変わらず、市中を縦横無尽に流れていた川や水路だけが暗渠になっている程度です。

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下から『アイデアル 東京都区分地図』(国際地学協会/昭和30年代発行)、『コンパック 東京区分地図帖』(日地出版/昭和49年発行)、『街の達人コンパクト 東京23区 便利情報地図』(昭文社/平成16年発行)。最近は、古書店での古地図の値段が高くなってしまったのが残念。

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現代図と江戸切絵図の2つの地図を見比べることができる『もち歩き 江戸東京散歩』(人文社/平成15年発行)。昔の道がそのまま現代に生きているから面白い。ひょっとすると、コレだけでお江戸散策ができるかもしれません。

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2013年01月05日

デジカメ散歩術(03) 1日乗り放題チケット

 自分の足で歩く散策はタダですが、交通機関を利用すると結構な出費を強いられます。ほんのちょっと出歩いただけでも小1枚では足りないこともあるので、事前の交通費チェックも欠かすことはできません。

 で、調べてみると、駅ごとで切符を買うのにくらべて猛烈に安価な「交通チケット」や「パス」があるからうれしい。たとえば1日乗車券「都区内バス(JR東)」なら、730円で東京23区内の都バスとJR東日本線が乗り放題。バスの普通運賃は23区内均一料金200円、山手線の初乗り運賃が130円なので、かなりおトクです。また、春秋の観光シーズンなどには期間限定の1日乗車券が発売されることもあるので要チェック。

 浮いたお金は「コーヒーで一服」に使うことができます。

<東京休日案内 1日乗車券:東京>
http://www.winriver.net/tokyo/discount-t/sightseeing.html

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格安チケットの種類は豊富。参考にしたサイト以外にも、私鉄系の交通機関が格安チケットを発売しているのでチェックの要あり。快適お散歩は、ムダを省くことから始めましょう。

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